我が愛馬の経歴
「青い弾丸」
オートレーサー [3‐4‐2‐5]重賞成績 雷風S優勝・隼杯4着

私がこのゲーム(昔はグリーンワールドという別の名前でした・・・)の馬主になった時に、セカンドテンコウとともに最初に購入した馬です。
なお、オートレーサーの名前の由来は母親のモリチヅルの森→元スマップの森→オートレーサー・・・といった所です。

デビューからオープン入りまで
実はセカンドテンコウの方が購入金額は高く、オートレーサーは1900万と全体の馬の中でも安馬だったのです。本心ではできる限り走らせて条件級で入着続けてくれたらいいかな、と思っておりました。
と思ったら2戦目でいきなり勝ち上がり。当時の戦法は自慢のスピードを生かした先行逃げきりでした。そのあと条件戦でも健闘。使い詰めながらよく走ってくれました。気性があだとなって勝てないセカンドテンコウを尻目に、私の資金の足しとなってくれていたのです。

この間にグリーンワールドは一旦休止。有料化問題もあり、2ヶ月以上の間お休みとなった後に復活。現在の[horse]に名前も改まりました。スポンサーも得て再開されたのです。
そろそろ2勝目が欲しいな、と思った所で見事に500万下を勝ってついにオープン入りを果たしたのです。

4歳短距離重賞での闘い
その頃からオートレーサーは脚質をだんだんと後ろ寄りにシフトさせていきました。好位差しから追い込みへと戦法が変わり、オープン第1戦は風車S。なんとここで我がオートレーサーは一番人気。条件級勝ちあがったばかりなのに、どうなのかなと思ったら最後追い込んで届かなかったものの、2着。上位戦線でもやれる目処がつきました。ここまでは悪くても3着を確保。堅実に稼いでくれています。

つぎの隼Sトライアルの電光Sは3着。ジョッキーは服永。
本番は3番人気。レースはマキシマッドヘリオストモミナンバーワンなどが出場。直線で脚を伸ばしたものの、4着でゴールイン。勝ったのはマキシでした。ただ上位との壁はそんなにはなく、うまく行けば重賞1つくらいは・・・、と思っていました。

ここで、[horse]はシステム改善のため一旦休止。4ヶ月以上の間お休みとなった後に復活。ここまでまったく使い詰めで平均3週間に1回(ゲーム上の時間)にレースに出していました。しかも連闘も2回。G3の嘗胆賞に出したのですが、実は隼Sからゲーム上の時間では4週間しか経っておらず、使い詰め状態は解決されてはいなかったのです。そしてオートレーサーはここで9着と初めての惨敗を喫する事になったのでした。この後オートレーサーは、未曾有の大不振へと入っていってしまうのです。なおこの再開時からユーザ調教師制度が始まり、オートレーサーはかじぽん厩舎に所属する事になりました。

不振のどん底
ここからはでじっくりと間隔を空けて、秋シーズン。出走したのはG1の稲妻杯。実は前走は疲れもあってプール調教。それが大敗の原因かな、とも考えていました。今回は坂路でびっしりと一杯の追い切り。今度は間違えなく巻返せる・・・そう思っていたのですが。結果は後方のまま10着。初めての2ケタ着順です。

オートレーサーに何とかオープンでの1勝を!そう思った私たち陣営は、オープン特別のピロウイナーSに出走させます。
まさしくオートレーサーの父の名前がついたレース。
これまでより格下だし、何とか勝たねば・・・という気持ちで望んだのですが・・・
結局オートレーサーは後ろの位置からまったく上がってくる事はできなかったのです。なんと屈辱の12着。

このショックはあまりにも大きくオートレーサーはデビュー以後初めて放牧に出される事になったのです。
そしてオートレーサーの4歳は牧場で暮れていったのでした。

立て直しを・・・そして5歳へ
ここで[horse]はゲーム上の翌年度の準備のため一旦中断。しばらくするうちに番組表もでき、繁殖牝馬も増え(セカンドテンコウもこの時期に繁殖入り)新しい態勢が出来上がっていきました。
オートレーサーも、走らせて状態が悪くなった時点で放牧させるヒットアンドブロー方式に転換。必死にオーバーホールに努める生まれ故郷グリーンファームの関係者と、これからの戦略を練るかじぽん厩舎陣営の努力がありました。

そして・・・再開後5歳となったオートレーサーの復帰戦は六本木S。今まで坂路調教主体だったのを芝調教に転換。より実戦に即した鍛え方が模索していたようです。直前も一杯の調教。復帰初戦なので何とか見せ場位はと思っていました。
結果は8着。ただ、休養前2走の2ケタ着順からは脱出。差し足もまったく動けなかった前走と異なり、14番手からの追込みと少しずつ復調気配を見せているようでありました。

それでも私にはまだ自信がなく、重賞はまだどうかな、当分はオープン特別で様子見た方がいいかな、と思っていました。そこへかじぽん先生からの雷風Sへの出走を奨める声が。そろそろ経済的にもジリ貧になってきたので、ここに出して大敗したらイヤだな、と思っていましたが、「得意の短距離戦ですし。調子は前走同様のデキで出走できそうですので是非ともご検討下さい!」という先生のメールに出走を決断することにしました。

復活の雷風S
また不調の原因にはジョッキーもあるのでは、と思い有力ジョッキーに依頼したいと思っていました。
そうしたらおばさん顔でお馴染みの川内騎手が乗ってくれそうです。
オートレーサーには以前500万下を卒業したレースに乗ってくれた事があります。実に相性抜群だったので、いつも乗ってほしかったのですが、有力馬優先という事で落ち目の馬なんかには乗ってくれるわけがありませんでした。でも今回は運が良かったようです。

そして雷風Sのゲートが開きました。
オートレーサーはいつも通り後方の位置通りながらスムーズな足運びです。ちょっとこれまでとは違う走り。川内騎手も後半に向けてうまく脚を溜めているようです。それなりにやれそうな手応え。後はどの位直線で伸びてくれるか?

3コーナー過ぎからオートレーサーはゆっくりと内目から進出を開始。馬なりです。馬の方に相当やる気が見えるようです。これはもしかして・・・!

直線、人気馬が前で競り合います。最後の前での我慢比べはなかなか決着がつかないようです。そこへ・・・

それは実況もサンドピアリス級の驚きの絶叫、
「2番。ん、これは・・・な、なんとオートレーサーです!」
前で必死でもがいている馬を直線後半で一気に抜き去り先頭へ。
そして後続に差を広げ1着でゴール!!!

何とオートレーサーが重賞初制覇してしまったのです!
このゲームでも数十人しかいないと思われる輝かしき重賞ホルダーに私が加わったのでした。オートレーサーが素晴らしい仕事をやってのけました。

そして秋へ
翌日私はかじぽん厩舎に行きました。そこにはレースが終わって飼葉を食べている愛馬の姿が。本当に大仕事だったので心持ち疲れているようには見えましたが、よくやってくれたぞと感謝の気持ちで一杯です。かじぽん先生の話しによると春の短距離G1は回避して、この後一度ミニ放牧に出させて秋に備えたいとの事。これからは何としても川内騎手に専属で乗ってもらって、次の目標・・・そうG1制覇に向けて頑張ってもらいたいです。(うーん、マキシに乗ってるのか・・・)

数日後オートレーサーはグリーンファームにミニ放牧へと出ていきました。秋の活躍が楽しみです。