近畿68期倶楽部 佐々木邦彦(兵庫)

やはり最大のウリはその体重を生かした、巨体先行。佐賀に似たような名前の支部長選手がいますが、名前は一文字違いでも体重は倍近くの差。関東への遠征も多く、全国のお茶の間に一人違った大きな体を露出させている。デビュー時には100キロだったらしい。今は・・・言えません。

彼の練習地は甲子園ではなく、姫路地区である。選手層としては井上和樹(兵庫47)や、寛仁親王牌で決勝進出、快速先行であっと言わせた中村美千隆(兵庫80)などがいる。
スピードチャンネルの好調選手をチェックするコーナーで、中野浩一が中村美千隆を取り上げていたが、
中村美千隆の体がでかい事に話が及ぶと中野さんが
「彼のグループには佐々木という有名な巨体選手がいて、彼を始めみんなたくさん食べますから、でかい選手が多いんですよ」と言っていた。

ある日西宮の補充に出て来た日の事。兵庫の選手お得意の補充先行を見せ、同県先輩の宮長伸(兵庫56)の勝利に貢献した。2周先行して疲れの余韻に浸っていると、客席からこういうお声が。
「おい、佐々木の○○〜(自主規制)、お前今日の先行で2〜300グラムはダイエットできたやろ〜!」
場内大爆笑。

私が印象に残っているレースは、そのレースともう一つ。
いつぞやの甲子園記念のA級に出た佐々木選手。早めに後ろを連れて先行態勢、おっとカマシが飛んできた。
このままじゃ出切られてインに詰まって終わりか、と思った瞬間・・・
なんと佐々木選手は、あの巨体でカマシの番手選手に思いっきり体当たり。
どかされた選手は金網近くまでビューンと飛んでいってしまった。番手を取り切った佐々木選手は差して1着。
いやー、貴重なモノを見せてもらいました。思わず感激の涙・・・(爆)

現在もマイペース先行でやってます。彼はそれしかないでしょう。
これからも近畿68期の大事なフロントマンとして巨体を揺らしながら頑張って欲しいです。