オビスポニュース競輪編
中島義之の悪事を同期の友人が告発!
4月よりA級に上がり、10月の松阪ではS級初優勝と乗りに乗る中島義之。
ところが、意外な人物からの内部告発で、一転これからの競輪稼業が苦境に陥っている。

中島の悪事を告発したのは、中島の同期で彼と同じ4月に初昇格した和歌山のI。
Iは10月の向日町で、中島と2回に渡って連携しているが、最終日の中島の走りっぷりは、悪事に満ちた物だと彼は言う。

中島の後ろを連日回っていた彼の告発を聞いてみよう。

「彼(中島)はひどい男ですわ。
中国ラインが叩いてきた所で、事もあろうか1年間競輪学校で同じ釜の飯を食った山口のTを思いっきりどかす行動に出たんですわ。
・・・まあおかげでうちと中島がマークしていた大阪のOは、広島のKの番手に嵌れたんですけどね・・・。
まあ、それは許せるとしても、絶対に許せないのは最終2センターの彼の行動ですわ。
中島は今まで味方だったはずのOのインを、何も気にせず堂々とシャクっていったんですわ。
あれには、後ろを回っていた僕もビックリしましたよ。
その時僕は思ったんです。ああ、あいつほどの外道な人間はいないんだな、と・・・」
結果、そのレースで中島は2着、付いていったIは3着に入線した。

1月から事故点などの影響でまたA級に下がる中島。
仲良しの同期のまさかの裏切り告発に、追い打ちを掛けられた結果となった(笑)(2002.10.26付)



オビスポ選定1999MVP決定!
オビスポ選定1999競輪MVPはここ(2000.01.01付)
ジュンジーズ絶好調!2日連続二人でワンツー
近畿に新たなユニットが誕生した。その名は「ジュンジーズ」(ダサクてすみません)
滋賀の松村順之と兵庫の藤野淳司のタッグだ。
二人の名前が共に「じゅんじ」である事から、この名前がオビスポで勝手に付けられた

ジュンジーズの二人は20日からのびわこに出走。
初日藤野は片山慎二に付け、別線だったものの抜け出した藤野に松村が最後で合流。
5540円となかなかの好配当を付けた。競輪マークは並びを間違えながらもこの配当をゲット
準決勝では今度は本当にタッグを組み、藤野の前が残らない鋭い切れ味に松村ヒビリながらも何とか粘りワンツー。
競輪マークは2350円のおいしい配当を正しく(笑)ゲットした。まさに2人の愛の力だろう。

この二人、松村選手は出切れば強い粘り先行。藤野は4角すんなりなら切れ味鋭い差しとキャラが立っている。
今の所連携の息はぴったりとは合っておらず荒削りだが、それぞれが持てる力をしっかり出しており、
もしブロックなどの連携プレーがいつかどこかで見られれば、強力タッグとなるのは間違いない

当分は別配分で個人の力を磨き、またいずれは二人でタッグを組める時を待つのだろう。
その時が楽しみでならない。(99.10.22付)


D5−池田タッグは強固だった!完全Vは松田慶一
12日の京王閣記念A級決勝戦は松田慶一が3番手から11秒6の鋭い脚で伸び、見事完全Vを達成した。

前日二日目は、渡辺大吾−松田慶一タッグが実現、4R準決勝でワンツーを決めた。
一方池田智毅は、5Rに出場も目標にしていた大阪の葉狩が中団にこだわり結局後方へ。
切替えて開いたインを強襲して何とか3着。ヒヤヒヤの2日目となった。

決勝は三重の花村直人が中部スジで大吾番手を主張。松田慶一も「渡辺クンの番手とコメント」
池田は「松田さんと連携」とコメント。D5−池田タッグはやはり崩壊か?
これらの相手はピンピンで上がった斎藤直伸引っ張る静岡勢。

結局Sを取った池田はそのまま前受け。
自在に構えるつもりなのか、と思ったら
後ろから大吾−花村−松田で上がって来ると何と花村のインで池田が珍しく自分から競り!
さすがインなら負けない池田。最終ホームで競り勝つ。
大吾もペース駆けで静岡勢を膠着させる。
二人の息はピッタリだ!

最終バックで斎藤直伸捲るが、池田がチラと睨むとアウト。
そのまま池田の頭かと思われたが、少し残し気味に池田が車間を開けると、早めに松田が強襲。
結局松田が伸びて完全優勝。勝つ競走に徹した松田は精悍さを増していた。
池田は離され2着。大吾は4着と敗れた。

しかしながら、大吾−池田タッグは結果として連携。
タッグの愛の強固さを確かめる1戦となった。負けて爽やかである。
今度同じ配分になれば敵として戦うのだろうが、またいつか組む所を見るのが楽しみである。
(99.10.15付)


やった阪奈の星松田慶一!切替えイン突き3万シュー!
東の結束の前にD5−池田タッグは破れる。しかし・・・
やはり即席タッグは不発に終わった。

10日から始まった京王閣記念前節。A級戦5Rは渡辺大吾=池田智毅の両者が人気を独占。
押し切り目で3倍台。差し目でも5倍台しか付かない集中人気。
ところがフタを開けてみれば、一部で懸念されていた通りこのタッグは関東勢の先行の前に不発。
池田智毅が7着。渡辺大吾はなんと最下位と惨敗の結果に終わった。

静岡の遠藤勝行と東京の西村康之は同期73期。ラインが違っても同期の絆は深い、という事か。
遠藤が先行すると、西村は仕掛けようとする渡辺を牽制して息の合った所を見せつけた。
「打倒!渡辺大吾」この目的へ共同で邁進していたのだろう。

さて、一方敗れた渡辺と池田のタッグは空中分解かと思われたが、
池田は最後まで切替えず、二人で心中。仲間割れはない事をアピールしていた。
一方、一部からは「渡辺は遠藤を7番手から捲れるか試していたのでは?池田もそれを承知済み」
という説も出ている。となればこの二人に取ってこの日のレースは最終日の予行演習に過ぎないという事になる。
どちらにしても、この二人からはまだまだ目が離せない。

このレースで頭を取ったのは大阪の松田慶一。
遠藤の番手の神奈川の菅野浩司選手がイン開けるスキを突き
2着に遠藤−菅野の3番手にいた北日本の福島の鈴木健一が入って3万円弱の高配当となった。

この結果について阪奈ラインゾーンに住む枚方の吉田氏こう語っている。
「いやー、嬉しいですね。やはりご近所の選手に勝ってもらうのが一番。
松田さん追い込みに変わって良かったと思いますよ。」
4年前の8月、大津びわこ競輪決勝戦で近畿9人マッチが実現した時、
「身内同士で戦うのはやだなあ。どうすればいいのか」
と人知れず悩んでいた優しい姿の松田慶一があった。当時はまだ先行屋だった。
レースは西郷剛にマークした磯野永悟の勝利。松田は見せ場を作れず敗れた経緯がある。
それから4年。松田慶一は追い込みとして動きの方も充実。
今回の勝利もその流れに沿ったものだった事は間違いない。

さて、最後に準決勝の展望をお伝えしておこう。
遠藤勝行は3Rに登場。特選でも連携した菅野浩司とのタッグである。
今度はインを開けずにワンツー決められるか。菅野にとっても正念場である。
4Rには、松田と渡辺のタッグ。鈴木健一が伸び盛りの金子兼久を使えるので
渡辺も安心できない。格の違いを見せて欲しい所だ。
ウマの不安があった池田は大阪の葉狩伸泰を得た。5Rに出走。
ここは西村が相手。葉狩は末甘く池田は援護で事故点付ける不安もある。
相手は弱いので何とか3着には入りきれそう。(99.10.11付)


渡辺−池田の強力遠征タッグにヒビが?東勢が攻勢に
いよいよ10日から始まる京王閣記念前節。A級戦ご存知の通り、渡辺大吾−池田智毅の中部近畿即席タッグが有力である。
初日の番組表が発表。それによると、特選5Rで渡辺大吾が1番車、池田智毅が7番車に配置された。
ただし福井の競走で静岡の遠藤勝行がやや復調。得点も95点台に戻している。
一方、渡辺大吾は前場所岸和田の準決勝失敗で97点台に落としており、
しかも岸和田はお帰りしたため、もう途中で帰れない大ピンチ。精神的影響が心配される。
果たしてこんな状態で連携が成功するのか疑問の声も聞かれる。
ここに来て渡辺−池田タッグの独壇場と見られていたA級戦は風雲急を告げる戦国バトルとなりそうで、
渡辺大吾の首を狩ろうと、次々と東の若武者たちが挑みかかって来る事は間違いない。
一方池田智毅も準決勝を突破できるかはウマ次第。近畿は強力なウマが少なく苦戦も予想される。
両者が決勝でもタッグを組めるかどうかは微妙な情勢になってきたと言わざるを得ない。
連日バトルの行方から目が離せない。(99.10.10付)
競輪メニューへ レース面ホームへ