2002年8月18日(日)
びわこ競輪最終日

4月に2層制が導入され、池田さんがS級で戦うようになってから、すっかり興味がS級シリーズの方に移行し、ヒラ開催に関心を持たなくなった私カミガタですが、レースの合間にスペル・デルフィン(選手紹介のページにリンク。以下選手についてはここを参照)率いる大阪プロレスの試合を特別料金なしで見れる、という話に惹かれて、プロレスファンでもある私が行ってきました。びわこ競輪に。

びわこは山口富生の優勝した宮杯最終日以来。2層制になってから、初めてのヒラ開催。8月の級班変更で、S級落ちの選手が出ていて、7月以前もAだった選手と比較して競争得点も大幅に高い、といった状況。連対率が高くても、予選スタートの選手は競争得点が低く、数字があてになりにくい状況で予想も難しい感じがした。

びわこに着くと、プロレスのリングはすでに出来ていて、1レース締め切り前に悪役以外、ほぼ全レスラー参加の開会式。各選手が入場して、今日の試合に対する決意を述べる中、村浜という選手が入場してきた。
彼は、身長163センチしかない小さい選手だが、この団体では準エース。
今月(2002年8月)には、東京ドームでアメリカの格闘技大会のチャンピオンと対戦して、敗れはしたが、善戦している(結果はhttp://www.nikkansports.com/news/sports/battle/2002/else/else_0808.htmlの第2試合)。
しかし・・・東京ドームで試合した10日後に、この日はびわこの競輪場でタイガースマスクという新人相手にシングルマッチ。えらい落差だ(笑)。
その村浜がマイクで一言。「今日は試合でも競輪(車券)でもがんばります!」村浜が、車券買うのか・・・これは嬉しい。

開会式の間、悪役のガンマ選手(中田ヒデにソックリ!)が、片隅でうちわを仰ぎ、開会式を見ながら、楽しそうにしていたのも、印象に残った。

開会式が終わると、レースとプロレスの試合が交互に行われる。さすがに、両方とも前座のため、迫力感には欠けるが、そのぶんメインへの期待は高まる。

3R途中で雨が降ってきた。プロレスの試合は、雨天中止である。先週奈良競輪でも同じように大阪プロレスの試合があったのだが、途中で雨が激しくなり、中止されてしまった。あの時の悪夢再びなのか。
それでも何とか、小康状態になり、試合は遅ればせながら、村浜の試合含めて前半の3試合が終わった(結果はまだ8月19日現在更新なし)。

レースは後半戦に突入。今の所当たってない(涙)。

6R
展開は田所が鐘過ぎから逃げて、浦部がそれをホームで叩き、中瀬が捲ると想定。浦部はカマシに近い感じなので、平の力なら付いていける、と踏んだ。
問題は中瀬がどこから踏むか・・・そして捲れるか・・・。
そのあたりの考えがまとまらなかったので、結局7−2 7−1 7−3 7−9 9−7 9−1の6点も買ってしまった。
レースは、前を浦部が取った。後ろから中瀬が鐘過ぎに先行。そのままの体勢で浦部は田所と中団で釘付になってしまう。中瀬のペース掛けだ。
完全に中瀬が掛かりきった所で、浦部は2コーナーからの仕掛け。これでは捲れるわけがない。小笠原の頭濃厚だな・・・と思った直線。大外を平が伸びた!
7−1! 配当は1860円だった。
先月悪夢の3日連続ノーホラを喫した私だけに、的中は嬉しいが、展開の読みが違ったので、素直には喜べない。

7R
ここは、品川の逃げと、荻野の捲りと読んだ。藤井はどうするか・・・。捲りで行くか、ホーム過ぎからの先行か・・・。
荻野にしてみたら、藤井は後ろに置いておきたいから藤井7番手の可能性は高そう。藤井が出切ると塚本も追走できると思うが・・・。
オッズを見ると、藤井と荻野がほぼ互角。2人の裏表も結構売れている。
やっぱり藤井は7番手だと・・・と見て、荻野からスジ3−8と品川のハコの中村との3−1を買った。
レースは藤井が前を取る。後ろは品川。予想通り。
品川が鐘前から上昇して先手を取った。そのまま行ってくれるとよかったが、品川はホームになっても流しまくる・・・素早く7番手まで下がった藤井が叩く。品川気づくのが遅すぎる・・・。
しかし加藤晴久が離れ、3番手には品川が嵌る。荻野の3コーナ捲りに合わせて、品川が踏み込み5−3でゴール
品川から買っても面白いかも、と思っていたのに・・・。

プロレスはセミファイナル。ここで正義対悪の対決になる。
今までがシングルマッチのせいか、もっさりした動きだったのが、メンバーが格上になって見違えるほどスピーディーになった。
悪役はガンマとカルト。巧みな動きと反則攻撃で、完全にペースを握る。
最後は、近くにあった手押し車に正義側の選手を乗せ、リングに正面衝突させて、ひるんでいる隙にリング内に戻る頭脳プレー(?)で、悪役側がリングアウト勝ちを収めた。それにしても、中田ヒデ似のガンマ、終始楽しそうだったな。

8R
ここは、86期の国枝と87期新人の松岡の一騎打ち。国枝と松岡はタイプが違うので叩き合いはない。両機動力タイプの番手は弱い、という理由で、この2人の両立3=2と、逃げが予想される国枝とその番手の飯田の3−7で買った。

レースは、予想通り前受けした松岡を、鐘で国枝が押さえ先行。松岡普通に下がろうとすると・・・、あれ?
飯田がしばらく松岡と併走している。そうすると、当然前との車間が開くので、数秒押さえた後、突然強烈ダッシュで国枝の後ろに戻っていた・・・何がしたかったのか不明(苦笑)。
しかし、この意外な攻撃で松岡、混乱したのか(笑)。捲りに行ってもスピードに乗り切れない。最終3コーナで飯田がブロック。
このまま、国枝が押し切るか、と思ったら・・・なんとプロフィール「2着で買って下さい」と書いてある(笑)飯田が余裕で差して1着。後ろの曽根まで連れ込んだ(結果)。
このレースの主役を一人で持っていってしまった。
さすが、石川の選手会支部長(意味不明)。

車券は当たらなかったけど、この日一日振り返って、このレースが一番面白かったなあ・・・。
そういや、村浜選手、試合終わった後ずっと車券を買うために場内うろついているそうだが、飯田は村浜と同郷の選手・・・もちろん飯田から買って取っただろうな・・・村浜。
 

プロレスは、メインイベント。
分かってはいるんだけど、定番の動き見せられると、やっぱり笑ってしまう感じで。逆に言えば、一見さんからの反応があまりなかった、と言うのが、残念な試合でした。昔に比べてマニアが多くて、一見さんとの意識のずれがあるなと・・・(それは競輪も同じなのですが・・・)。
ただ、えべっさんやくいしんぼう仮面など、大阪プロレス定番のキャラクタは、分かりやすいのでいいかな、と。そうそう、この試合には、競輪場でプロレスする時限定のキャラクタ、ケイリンマスクが登場。なぜか、4月までの6番車の上着を着て、戦ってました(笑)。写真が見つかればいいんだけど・・・。
これから、という所で、デルフィン社長がくいしんぼうから3カウント取っておしまい。
試合終わらせるの早いぞ・・・デルフィン・・・。

9R
枚方のエース(笑)小林が登場だ。

ここは、中四国勢が前を取る。近畿は中団。後ろに北村−石丸−神園。
北村が赤板で前を押さえに行く。これで池田の発進体勢・・・と思ったが全然行く気がない。小林も見捨てる気がない。長谷川も全然行く気がないし・・・うーん(失神)
結局ズブズブの7−4

10R
ここは本命は西田で仕方ない。準決勝のレースは圧巻だった。
近畿、中部どちらも2段ロケット体制。逃げるのはどちらだろう・・・ここ4場所の成績を『競輪研究』で見ると、岩崎がホームぐらいからの先行に対し、山本は鐘先行が多い。先行は山本と確信した。
となると西浦絶好で対抗本線に。あとは、穴で捲りの場合の岩崎。2=7、2−8で購入した。

前を取ったのは予想通り西田。そして中団は・・・なんで山本?! 岩崎が後ろかいな・・・(泣)
岩崎が地元の三谷を連れて、先行。山本は叩かずにあくまでも中団確保。西田を7番手にした。これで2−8は消えた。
「これは西田不発かも・・・」と思ったら、山本が2コーナーから仕掛けていく。これで少し光が見え、山本と岩崎がもがきあっている2センターで、西浦が、やや遅れて西田が発進。よしこれで2=7と思ったら、西田の追い込みのスピードが良く、後ろの藤田まで連れ込んでしまった!(結果

あれー・・・(泣)

というわけで、場外発売されていた小田原記念11R準決勝A
ええ、アツクなりましたとも・・・。
小林に乗る高橋から行ったのですが、伏見は強かったねぇ・・・。
捲っていった時に、高橋にブロックされたのですが、逆にその高橋を外から押し返し、番手から出られなくして、最後は小林を交わして1着(結果)。
調子が悪いなりに、気迫のこもったレースでしたとも・・・(泣)

結局今回も泣きが篭もる結果に終わり、びわこを後にしましたよ、はい。
プロレスのリングは解体中で、骨組みだけが露出した状態。金魚のマスクをしたスペル・デメキンと若手2人が、悲喜こもごもの車券売り場をぼーっと眺めておられました。

そういや、試合後、客に紛れ込んで車券勝負にいそしんでおられた村浜選手は、儲かったんでしょうか・・・(笑)。


競輪メニューへ ホームページへ