2004/8/31(火)
ふるさとダービー福井 最終日
前夜仕事を終え、サンダーバード43号で大阪を出発。
台風16号は広島付近にいた。何とか福井まで逃げ切るためには、コレに乗らないと厳しい。
湖西線に入り、だんだんとスピードが緩んでくる。
おかしいな、とは思いつつも、ラッシュ時だから、普通電車が多くて減速するのかな、と思っていたら、北陸本線を目の前にした永原駅でストップしてしまっ
た。
「台風の影響で前の電車がつかえているため、停車しております」と車
掌。
10分経っても動かない。SHOJIさんに電話を入れる。今決勝の検討会兼宴会中だそうだ。まだ私にはこの時は余裕があった。
それから動かないまま15分。車掌から放送が。
「永原、近江塩津間の風力計が規定値をオーバーしたため、進めません。この電車は
バックして近江今津駅に向かいます」。
前々に踏んでください・・・。
5分後に放送があり、「バックして京都に向かいます」。
京都に戻ってそれからどうなるんだろう…。
SHOJIさんに電話。今度は泣きそうな感じで話した。
さらに15分して電車が反対に動き出す。
近江今津駅に着く。「敦賀方面に行かれるお客様降りてください」。
ちょうど乗っていた車両が一番福井寄りで、そちらの運転席の扉を開け、お客を出す。
最初、普通か何かで電車で敦賀まで降りようとしたら、こう車掌に言われた。
「お迎えの車とかタクシーがある人だけですよ」
!!
30分経ったが、電車は近江今津駅を出ない。
何をしているのだと思ったら、隣のホームに普通電車が。
その電車を降りた客が、さっき
何人か降りたばかりの運転席の扉から、客席に入ってきた!
車内は劇混み状態に。
もう、この時点でサンダーバード43号は、特急の体をなしてなかった。
車掌から放送が。「この電車は一度京都に引き返し、米原を経由して福井、金沢、富山
方面に参ります」。
この時22時前。
本当に米原経由で、福井まで行けるのだろうか?
とその時は思っていたが、それから先はすこぶる順調。
京都から米原、北陸本線に入り、難所のデッ
トセクションも無事に超え、敦賀、北陸トンネルを過ぎ、台風のピークまっただなかの福井駅に翌日0時30分過ぎに到着。
定刻が20時29分着だから、4時間以上の遅れだ。
ホームには、テレビ局の取材者がいて、カメラで私たち客を撮影していた。
ひっそりと静まり返った改札を出る。
テレビ局の人は今度は改札の外で、子連れの母親を捕まえ、「いかにここまでたどり着くのが大変でしたね
〜」といった類
の取材をしていた。それに流暢に答える母親。
う〜ん役者である。
2時間以上の遅れなので特急料金を精算しに、精算所へ。すると今度は取材者が私の後ろへ。
清算所の人「あ〜今細かいものが
ないのですわ。証明のハンコ押しときますので、1年間は払い戻しできますんで…」。
果たしてTVで「特急
料金の精算が殺到して、払い戻しできないほどの状態に」などと放送されたのだろうか(笑)。
SHOJIさんたちの宴会はすでに終わっていたので、台風真っ只中、予約を取っていたアパホテ
ル福井片町へタクシーで向かう。
ホテルに入り、チェックインを済ませる。
(こう
いう所です)
部屋に着いたが、なかなか寝付けない。
CS放送がタダとの事。見てみる。
やっぱり…。
ムフフな映像が(笑)。
コイン式だったら、しょーむない内容だったら、金返せ−って競輪場の客みたいに叫んでみたくなるが(笑)、無料だったら、安心だもんね。
しょーむない中に、1本いいのがあり。
お世話になりました(笑)。
翌朝、持ってきたノートパソコンを部屋のLANジャックにつなぐ。
インターネットサービスは当たり前だが、このホテルはLANケーブルもあって、パソコンだけ持ってきたら見れるのだ。
さらに露天風呂もあるサウナと併設の風呂もあって、なかなか良かった。
ホテルを出て、福井の町を歩く。
突然大降りの雨。あわててコンビニに駆け込む。
10分間くらい店内にいて、電池を買って、出たら雨はすっかり上がってしまった。
無料バスに乗って、福井競輪場へ。
レバさんがサイクルシアター(特別観覧席)取っていただいたおかげで、あずかることができた。
レバさんの他には、くろさんとその女将さん、関西風さんが先にいた。
SHOJIさんは午前中仕事なので、午後になるという。
サイクルシアターの中から
サイクルシアターの一番前の席には、液晶TVが置いてあった。
オッズを見ることができるが、見れるのはなんと2車単だけ!
私のように2車単中心の人間にとっては、問題はないのだろうが…。
TVには入力切替ボタンがあって、ビデオ入力が3系統見れる。
ならば、入力切替ボタンを押して1系統は3連単、1系統は2車単、もう1系統で他の賭式を切り替え表示、としても良かったのではないか?
6Rまではスジ違いの連続。なかなか当たらない。
7R。
中村マークの鈴木と最初見ていたが、迷う。
3番手が、松井英幸。捲りを打つことが多い。
後ろから捲りが飛んできたら、併せての捲りを打つのでは、と思った。
その後ろは古閑や藤原だろう。
あと一つ考えられるのは、藤原が早めに叩いて、高橋「みっ
ちぃ☆」の頭。
オッズもまずまずいい。
迷った挙句前者を採用、2,4,5のボックスで勝負!
…「みっちぃ☆」の
頭でした(結
果)。
藤原がいつもより心もち早い絶妙の捲り。松井や鈴木もあれでは出て行けない。
(高橋)光宏さんは、4コーナーではかなり余裕あったなぁ〜。
「いつでも交わせるよ」と
いう感じだった。
うらやましいだろう〜、oshiさん(笑)。
くろさんも自身のHPの日記で言っていた
が、本当にここはスジで決まらない。
直線は短いのだが、中割りが決まりやすかったり、大外伸びるコースがあったり、捲りがコーナーで遮られて不発にならず、ギリギリ届くという傾向があるよう
で、熊本の方がはるかにスジで決まるという印象だ。
と思って、8R以降は捲りスジで決まったり…。
ここは難しい。
さっきからずっと、後ろにいたおっさんが「(10Rに出る)小嶋が腰痛だから、絶
対無いわ〜」を連呼していた。
10R。
その小嶋が出る。散々負け戦の頭勝負でお世話になった選手だが…。
今回は市田に、兵藤、山口富生、城戸崎、西田と難敵が多い。
「小嶋は腰痛だからない〜」。
まだ後ろのおっさん言ってるよ〜。
何十回も禅問答のように繰り返されるものだから、私もすっかり洗脳されてしまう。
「腰痛かぁ〜。それなら自分の
脚がどこまで通用するか試す競走かもしれな
いな」と思い、小嶋の先行。山口の頭!で買った。
号砲が鳴り、小嶋が前取り。うん? まぁ、前を押さえるのは遅いと思うから、突っ張り先行を視野に入れているんだな、と思った。
城戸崎が押さえて、小嶋突っ張るそぶりを見せる。
「お、これは思った通りだ…あれ?」
小嶋が腰を下ろして一気に引いてしまった。
代わって、市田が叩いて先行。
最終2コーナー、後方から小嶋が一気に捲る。
4コーナーで市田に並び、直線で先頭にでゴール。2着兵藤、3着山口(結
果)。
さっきまで「腰痛〜腰痛〜」と言っていたおっさんの話は、まっ
たく別の話題に切り替わっていた…(苦笑)。
最
終決勝。
もう頭が混乱して荒井の先行で加倉の頭だろうと。
人間「だろう」で車券を買ってはいけません。
長井秀和みたいに「間違いない!」(ブームは終わり、ブームは終わり)でなければ。
…ええ、村上は強うございました(結
果)。
それにしてもマエタク。中村が強気の選手とはいえ、あっさり何もせずにやられてしまうとは。
近畿の人間である私だもの…。わかってはいたが、悲しかった。
帰り、SHOJIさんの車の中から聞こえるミーシャの「everything」。
いつ聞いてもいい歌だ。
SHOJIさんに連れられ、居酒屋へ。
写真の後姿はSHOJIさんです
日本酒がおいしかった。
こんなにすっきり飲めた日本酒は生まれて初めてだ。
帰りのサンダーバードは、何も問題なく終点大阪まで到着した。
家に帰ると、入院している父親の手術が翌日だと母親から告げられた。
親不孝者のオレだ。本当に。
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