競輪マーク 競輪グランプリ2000予想

出走表  立川 <最終日>
<11R> S級 競輪グランプリ2000  固 2825m 発走 16:35
            戦法 得点
太田真一 25埼75 先捲 120
金古将人 28島67 捲先 110
山田裕仁 32岐61 捲差 122
小嶋敬二 31石74 先捲 118
岡部芳幸 30島66 捲先 117
池尻浩一 31福63 差脚 114
神山雄一郎32栃61 捲差 118
金子真也 28群69 捲差 121
児玉広志 31香66 差捲 109
今回の感想
 優勝インタビューでピョンピョン飛んでめちゃくちゃ嬉しそうだった児玉がビックリだったなあ。最近はこういうレーサーが少なくなっただけに、オモロイなあ(^_^) 、これでクイズグランプリとともにグランプリ2冠制覇かぁ。
 まず小嶋。いい先行してました。一部で誘導を早めに交わしたのがウンヌン言われているようだが、全日本選抜の神山みたいにモロではなかった。むしろ誘導が引く指示が早すぎたのではないか。誘導ペースも緩い気がしたし。見事としかいう気がしない。レース後に児玉を無茶苦茶称えたのが印象的だったなあ。本来なら同期でお互い競馬好きの岡部に称えて欲しかったなあ。まあよっぽど悔しかったんだろうけど。
 太田は小嶋にやられたという感じ。早めにはいったのだが。鐘手前で隙間が開いてたのだから踏み出してもいいと思ったが、勝ちを意識しすぎたのか。GPは勝ちを意識すると勝てない不思議なレースだなあ。
 神山がこんな肝心な所でしょーもないレースするとは思わなかった。鐘で金古をイン切りに行っても良かったのでは。もちろん脚は使うが、それが神山の持ち味だったはず。どうしたものか。来年はあるのだろうか。池尻はもう仕方なし。前が行かなきゃどうしようもありません。神山に裏切られた気持ち。
 健闘が光った金古。普段なら引いて様子を見るところが、前々に勝負して結果4番手を取りましたね。まあそこまでだったけど、岡部もおかげで2着に来れたし。今回は調子が悪かった。さあ調子を取り戻して、と思ったら鎖骨ポッキン(>_<)。表彰台に上れず残念だろう。
 山田はあの状態では仕掛けざるを得ない。太田の後ろに切り替えてそこから捲りを打つ手もあったが、山田には難しい。最後タレるところが山田らしいといえば山田らしい
 岡部は素晴らしかった。まさにコメントどおりの走り。あのまま金古についていったら、2着どころか先に神山に踏み込まれ、表彰台すらもなかった。外を踏んでいったセンスに感服。完全に一皮むけた。来年が楽しみだ
 児玉は見事な読み。レースはメンバー確定の時点から始まっているのである。山田一本に照準を絞り、勝負にいったセンス。そして道中絶好になっても気を引き締めてインを締め、チャンスを結果に変える力。ホントこの選手がいないと競輪は沸きません。
 ああそれなのにそれなのに・・・・・・、翌日のスポーツ新聞の扱いは小さい・・・・・・。これが神山や太田なら裏1面に載せるんだろうな
 最近の日自振の政策が明らかに日本代表選手にひいきしているし。4000人も選手がいるのだからもっと選手の個性に目をあてて、競輪がこんなに面白い競技であることをアピールしてほしい。競艇はそれが成功している。そう思うと「僕の魂は速い速い」児玉のエンターテインメント性は、もっと評価されていいと思う。
 今回のGPは演出も素晴らしかった。毎年豪華になっている。競馬のGPに負けない豪勢さがあった。十分エンターテインメントとして通用する。立川競輪の姿勢に感服する。グランプリの記事の扱いはそれすら正当に評価されなかったことになる。残念。
 日自振は、マスコミ対策にもっと力を入れて欲しい。keirinでなく、競輪自体の!
 余談が長すぎましたが、結果的に今回のグランプリはコメント通り走った選手が結果を残したということですね。まさに名勝負にふさわしいレースでした
全選手の調子分析
太田→ 玉野のふるさとにしても、いわき平にしても安定感はある。一発勝負に強いタイプなので、今年も狙えるデキだ
金古 落車などあるが、好調時の勢いがまったく見られないのも事実。全日本選抜の時のような運に恵まれるか?
山田 相変わらず、記念ではチャンスを逃さない男だが、GPに対するモチベーションはどうかな? 「落車がなければ、90%勝てる!」と言ってるけど・・・・・・
小嶋 佐世保も強力な先行で逃げ切るなど、まさに絶好調。逃げたら勝っちゃうのでは
岡部 まずまず。いわき平準決勝のようにマーク戦も板についてきた。安定性はある
池尻 佐世保がまさにそうだったが、オールスターの頃のカンがまったくないといって良い。落車のケガも心配
神山 特に普通。グランプリにピークを持っていく調整法をしている
金子 ふるさと玉野決勝は散々だったが、その後の佐世保を欠場して、ここに賭けている。モチベーションはメンバー中1番では
児玉 落車続きで調子は悪いが、去年もそんな状態で巧みにインを突いて2着に来ている。やはり怖い
並び  76

走 捲差差 捲差 先マ捲マ
法 先捲捲 り捲 捲差差差     

 今年は単なるヒラ感覚で買います。メンバー的にもバカバカしいし。小橋や東出、内林が乗ってきて欲しかった・・・・・・
 おそらくいつも通り(;^_^A 山田がSを取るのでは。神山が別線勝負なら、神山の前取りもあるけど。
 太田は小嶋に行かれまいと、鐘前に小嶋を押さえに来るだろう。すんなり太田が先手を取れるはずだ。競輪祭では、有坂が千切れて伏見の番手に嵌りこんだ太田だが、今回は小嶋の後ろが山田で千切れそうにないので、素直に先行なのでは。ここでは金古の先行も頭をよぎるが、圧倒的に確率の低いケースを考えても仕方がない。
 児玉が池尻の後ろに切り替える。
 神山は小嶋が仕掛けるのに併せて、いや小嶋が仕掛ける前に絶対に踏み込む。今年こそはグランプリ制覇を、と思っているはず。太田の掛かりもよいがゴール前の直線半ばまでには出切れるはず。万が一金古が先行しても神山のセンスならスッと切りかえられるだろうし。
 金子はマーク宣言したからには太田をかばいすぎて踏み遅れるのでは。まさか真後ろからきた捲りをブロックするなんてまず不可能だし・・・・・・
 神山が悲願のグランプリ制覇を達成すると見た。相手はマーク池尻。神山が早めの仕掛けなら精神的な調子は悪いがタテの脚自体はあるので、逆転も。そして児玉。今回は良くて2着だろうが、やはり怖い。太田の逃げ粘りと好調小嶋の捲り追い込みまで

買い目7=6 7−9 7−1 7−4

決勝の展開
号砲後、小嶋が先に行ってしまう。周回は前から5 49 76 
赤板手前から太田が前を押さえに行くが、ここで小嶋が踏み出しバンクの上段で太田を牽制。金古はインで引かずに待つ。鐘3角で小嶋がバンクを駆け下り先行。4番手を金古が取り、9 5 76 の体勢。
すかさず太田が仕掛ける。スピードは良かったが、最終1Cで番手の山田が張りながら発進。金子は児玉の外にへばりつくが苦しい体勢。金古、神山は全然仕掛ける気配がない。山田は直線末が甘いし、この時点で児玉の優勝を確信した

(最終3角)
  8     
76 
児玉はインを突かれないように踏み出さない。2Cで岡部が金子の後ろに切り替え、外を踏む。同時に金子はもう限界とばかりに後退。もう車券はダメだ

(最終4角)
   
 9 8     1
   6      4

絶好の児玉、山田を直線半ばで交わすが脚が三角状態。岡部が凄いスピードで外を強襲してくる。両者並んでゴール。わずかに児玉だったような気がしたが、岡部がガッツポーズ。おいおい、それは小嶋や神山の専売特許だろ(爆)。いいのかなー

<結果>
1着児玉広志 
2着岡部芳幸
3着金古将人

車9−5 8250円

データ・得点は競輪らんど