出走表 小倉 <最終日> 自=自力決まり手 差=追込・マーク決まり手 B=バック数 率=連対率
<12R> S級 決勝
固 2825m 発走 16:25
自差B率得点
1山田裕仁 31岐61 155937 117 2吉岡稔真 29福65 173256 120 3東出 剛 35千54 025051 121 4西郷 剛 30兵69 125650 116 5松岡彰洋 29三69 2212453 117 6鰐渕正利 29愛65 010032 112 7金古将人 27島67 2331265121 8有坂直樹 29秋64 112035 113 9小倉竜二 23徳77 63330 118 |
並び294 783 516
記念クラスの決勝では、金古がよく先手を取っているイメージがある。今回もそれやられると怖いが(金古の先行は意外と後ろは捲れない)、ここは松岡の先行と見た。金古が中団。今回吉岡ラインは消す。後ろの小倉を気にするばかり、またふるさと伊東同様後方に置かれて不発になるシーンしか、思い浮かばないからだ。山田が絶好の所を、金古が捲るが、何としてもグランプリ乗りたい山田が、合わせて番手捲り打ちそう。しかし何としても取らなきゃ、というプレッシャーが山田にはあるはず。そこで、気楽に回れる、その後ろの鰐淵の差しを本命にした。相手だが、山田の残り目大量。あと有坂が連日調子いい。外伸びる絡みは高配当。薄めだが、内に切り替えて中割れる展開なら東出も。 買い目6−1 6−8 6−3 車9−2 1390円 |
決勝の展開
前に金古ライン。中団に中部勢、後ろに吉岡ライン。吉岡気合入っている。先行するつもりなのだろう。さて、残り2周で吉岡が松岡を押さえる。すると追い出されたように、松岡先頭へ。吉岡それを叩くが、出ようとした所で松岡インから再突っ張り。そして…その動きに付いて行けず、山田が千切れる。小倉や西郷うまくインを閉めていた。吉岡が松岡の番手に。後方になった金古がホーム手前から発進。東出は2角で捲れないと判断。ちょうど空いたインを突き上げる。小倉の横まで来た時、しかし吉岡の番手捲りによって、下がった松岡に邪魔され、小倉に付け直したのは痛恨。金古は既にジエンド。西郷が東出と併走。直線粘る吉岡を、小倉が差しに行く。小倉顔を上げ、一気にハンドルを投げ、吉岡を交わしたところがゴールだった。
感想 ま、レース自体はそれなりに面白かったです。ま、あっさり吉岡が番手に嵌っちゃったのが問題あるけど、吉岡が前々を心がけた結果、とも言えるでしょう。小倉の優勝、嬉しいです。初めて公営競技でマンシュー取らせてもらった選手だし、線が細い面があるものの、戦法は昔の個人戦中心だった頃を思い出す、道中自由に動く、ライン重視に一石を投じる走り方で、これこそ競輪選手、と応援していたのですが、まさかこんなに早くやってくれるとは。斎藤登志信を差せなかった競輪祭新人王から1年、特別決勝初で、チャンスをしっかり掴んだ小倉の勝負強さには敬意を表します。郡山も若い頃はこんな戦法だったようですが、タイトル取ったし、完全に上に立ちました。これからも、動くレースもやって、自在に立ち回って、次のタイトルを目指してほしいと思います。また、徳島勢の今の強さは徳島県選手会支部長の富原さんのおかげです。九州との連携、フラワーとの対決から学んだ、一体となって戦う団結力が練習にも表れ、今回の結果を生んだと思います。堤や小川圭二にもいい刺激になったと思います。そして、小松島競輪場。ぜひとも競輪場を守ってください。