「S級目標に本領発揮」後藤 純平(福井78)2001.03.30付掲載 データ

◆高校時代
「春江高校の自転車部です。種目は1000メートル、スプリント。成績は大したことなかったです」(後藤談)

◆プロへの決意
「高3の時、親父が自転車を買ってくれたことですか。親父のメッセージ? 今、思えばそうだと思います」(後藤談)

◆野原哲也に弟子入り
「野原さんのところに行って乗り始めたけれど結構、きつかった。10キロほどやせたと思いますよ」(後藤談)

◆競輪学校へ
「2回目で合格しました。練習はきつくなかった。その前の野原さんの時ほど、苦じゃなかったですね」(後藤談)

◆在校成績
「真ん中ぐらいですか(7勝37位)。戦法は何でもやってました」(後藤談)

◆仲のいい同期は
「石川の山本貴士君。同部屋でしたから。今でも、たまに遊びに行ったりします。」(後藤談)

◆デビュー戦
「B級の定期昇級前に特進して、A級に上がった。予選は勝てたけど、準決がカベだった」(後藤談)

◆A級1班に
「A1になってから勝ち出してきましたね。練習仲間が強いので刺激になります」(後藤談)

◆練習内容
「早朝、午前、午後の3回で早朝は5時30分ごろ、集合して街道でバイク誘導。距離は40から60キロです。少し休憩して9時30分ごろから街道でモガキ練習(40から50キロ)。午後はバンクに入ってモガキ練習。今でもキツイけど慣れてきました」(後藤談)

◆練習仲間
「師匠の野原哲也さん、市田佳寿浩さん、北川紋部さん、佐藤久剛さんらと一緒に」(後藤談)

◆課題
「A級で5回優勝しているけど、もうワンランク上で戦いたい。同期たちがS級で頑張っているし、自分も今のカベを越えていきたい」(後藤談)

◆目標
「S級です。あこがれの市田さんと一緒に走ることが夢ですね」(後藤談)
(構成・古川文夫)


「ケガを克服し今年に懸ける」鈴木 幸紀(三重78)2001.02.02付掲載 データ

◆この道に入るきっかけ
「身内の実家が四日市競輪場の近くで、自然の流れで…身内のススめも」(鈴木談)

◆本格的に自転車の道
「高校の時に知り合いの人に紹介してもらって自転車のクラブに入ってトレーニングを…。種目は1,000メートル」(鈴木談)

◆競輪学校へ
「2回目で合格。きつかったけど、プロ感覚のアマチュアの人が多かったから、吸収する部分があって良かったと思う。在校時の成績は下の方」(鈴木談)

◆同期で仲のいい選手は
「中部はみんな仲が良かった。年上の北野武史2回目で合格。きつかったけど、プロ感覚のアマチュアの人が多かったから、吸収する部分があって良かったと思う。在校時の成績は下の方」(鈴木談)

◆デビュー戦
「福井で12(5)。それからすぐに特進」(鈴木談)

◆A級昇進後
「すぐに勝って優勝戦へ。カマしたり、最後方から…」(鈴木談)

◆練習内容と仲間
「午前は街道で、午後からウエートも取り入れている。練習仲間は師匠の星野嘉寛(三重49)さん、田中邦輝(三重62)さん、松岡彰洋(三重69)さんに、冬季移動している同期の山本貴士(石川78)君らと」(鈴木談)

◆今までケガは…
「連続して落車が続いて、2回目の時に鎖骨骨折。それが響いて最近半年くらいはもうひとつ。そろそろ頑張らないと…」(鈴木談)

◆これからの目標
「点数が上がったり、下がったりしているので、波をなくしていきたい。もっと上位の点数を狙いたい」(鈴木談)

◆戦法的には…
「長い距離をモガけるようにしていきたい。そして、これから競る時には競っていきたい」(鈴木談)
(構成・古川文夫)


「将来性豊かな逸材だ」土屋 裕二(静岡81)2000.11.25付掲載 データ

 自転車経験ゼロからのスタート。将来性豊かな逸材であることは確か

◆この道に入るきっかけ
「高校を卒業して普通に就職するのも、ちょっとと思っていた。それで父と叔父から競輪の話が挙がって、自然と挑戦してみようと思って……」(土屋談)

◆競輪学校へ
「7回目で合格。練習で時計が出ていたけど、本番でうまくいかなくて・・・。(合格するまで)少し焦りがありましたね。師匠は海野晃(静岡58)さんです」(土屋談)

◆学校時代
「先行では勝てなかったけど、捲りでは結構いけてました。在校成績は36勝で8位」(土屋談)

◆デビュー戦
「平成10年8月青森で111。3場所で特進しました」(土屋談)

◆A級昇進後
「スピード自体は違和感なかった。ただ、レース経験が浅いので慣れていくのが先決でしたね」(土屋談)

◆S級へ
「S級に上がってからは、先行して行こうという気持ちが強くなってきた」(土屋談)

◆練習内容と仲間
「朝はバンクでバイク誘導。父に引っ張ってもらっています。午後からは街道に。距離は40キロほどですか。1人で乗っているか海野さん、金川光浩(静岡56)さんらと一緒に」(土屋談)

◆得意戦法
「ダッシュ力には自信があるので捲りですね。でも今は逃げても粘れているので先行の方がいいですね」(土屋談)

◆S級初優勝
「びわこの2、3班戦で捲り切って優勝しました」(土屋談)

◆近況の状況
「最近2回続けて落車して、思った練習ができなかった」(土屋談)

◆これからの目標
「今、記念の決勝に結構、乗れているのでまずは記念優勝を目指していきたい。そして特別競輪で活躍したい」(土屋談)
(構成・古川文夫)


「自分の夢、父の願い 先行あるのみ」刀根 隆純(福井83)2000.11.16付掲載 データ

 父が大の競輪ファン。「小さい頃から、福井競輪場によく連れて行かれてましたから」(刀根談)

◆高校時代
「科学技術高校です。自転車部があったので、父が自転車を始めてみては……と勧めていたので。最初はそんな気じゃなかったけど……」(刀根談)

◆高校時の戦歴
「高3の時、インターハイのスプリントで3位です」(刀根談)

◆競輪学校へ
「3回目で合格。成績自体は下の方でした」(刀根談)

◆仲のいい同期は
「埼玉の台和紀、岡山の沢住直行ら」(刀根談)

◆デビュー戦
「岐阜で811.初戦は舞い上がって訳が分からないうちに終わってしまった」(刀根談)

◆自分の脚質
「今は地脚が付いてきたと思う」(刀根談)

◆練習仲間
「松山勝久さん、渡辺航平さん、渡辺十夢君らと乗っています。みんな強いし、いい練習環境です。午前は街道で午後からバンクに。バイク誘導を主に取り入れています」(刀根談)

◆渡辺十夢の存在
「後輩だけど、いい刺激になりますね。負けたくないですね」(刀根談)

◆これからの目標
「来期(12月・カミガタ注)から2班だし、1班を目指して特選で走れるように定着したい。そして上(S級)に上がれるように頑張っていきたい。福井には市田さんや強い方が多いし、見習っていきたいです」(刀根談)

「父や親類の方も期待してくれていますから」(刀根談)。その父は今、異国の地・タイに赴任している。
「インターネットとか新聞を送ってもらってボクの成績を楽しみにしているみたいですから」(刀根談)
(構成・古川文夫)



「今こそ注目!北の新星」安藤優企(岩手81)2000.02.04日付掲載

◆きっかけ
「父が競輪のファンで、競輪場によく連れて行ってくれた。父がボクに競輪選手になってほしい、と思っている、と母から聞いた。

◆高校時代
「シクラメンで有名な盛岡農業高校の園芸科へ。自転車では高3の時、広島国体の1000m独走で優勝。加藤慎平(岐阜81)佐々木雄一(岩手83)も出ていた」

◆競輪学校
「一発で合格。在校成績は54位。逃げて12、13勝できたし、納得はしている」

◆デビュー戦
「前橋で完全優勝。すぐに特進にリーチかけたが、2着だった。でも、その後すぐに特進した」

◆A級昇級後
「上がってからも結構逃げて勝てていたが、99年の夏から体の疲れが出て…。でも、自分が体のケアを怠った結果だから、言い訳はしたくない」

◆今期(99年11月)からS級に
「大きい着を取るけど、いい意味で面白い。A級では1度失敗しても、巻き返せたけど、S級は一瞬のためらいがあるとダメですからね」

◆今後の目標は
「北日本を引っ張って行く選手になっていきたい。これから西のあっせんが続くし、名前を売っていきたい」


「実戦に強い“強心臓”ルーキー」大塚健一郎(大分82)2000.01.07日付掲載

「理想よりも結果が大切です。負けず嫌いですから」
まさにプロ向きの性格。99年12月に西宮・別府を連覇

◆きっかけ
「高収入の魅力が1番。大学進学は考えず、プロ一本で」

◆高校時代
「日出高校で、ロードとポイントを主にやっていた。インターハイ4000m速度2位。国体では、ロード3位でトラック(カミガタ注・種目名不明)2位です」

◆競輪学校
「決められたこと、縛られることが苦手。訓練の競走でペナルティーを受けた時に、訓練に参加できず、観客席のイスふきをやらされたこともあった。80競走くらいで在校成績は4位。でも、もっと上を目指していましたから。学校の頃から走り方を変えないで、勝つという信念を貫いていた」

◆師匠
「山田文俊(大分31)さん」

◆デビュー戦
「地元の別府で12落。落車で少し腰を打って、突っ張る感じがあったけど、次の熊本では完全優勝。A級に特進して、一発目の別府でまた4落1。少し気負いがあったと思う」

◆練習方法と仲間
「車誘導中心。この前合宿で3日間でモガキ70本した。1本1本集中して乗っている。練習仲間は小野俊之(大分77)さん、同期の大熊雄策(大分82)

◆脚質
「どちらかといえば、地脚」

◆得意な戦法
「抑え先行がベストだけど、臨機応変に攻めている」

◆今後の目標は
「小野さんに追いつきたい。とにかく同じ土俵に上がって行きたい」



これは貴重。自力時代の香川雄介(香川76)1998.05.22日付掲載

四国を代表する大型先行(!)選手

171センチ80キロA型

「性格ですか? マイペースですね」

◆きっかけ
「高校卒業時どうしようか思っていた時、オヤジの会社の前の道路で(今の師匠の)松岡伸定(香川64)さんが練習をしていて、オヤジが声をかけてくれて自転車に乗り始めた」

児玉慎一郎(香川76)が一番仲いいですね」

◆デビュー戦
「デビュー戦は松阪の新人リークで11(2)。決勝は逃げて市田佳寿浩(福井76)に捲られた」

◆自分の得意な戦法
「得意と言えるほどじゃないけど抑えて駆ける方がいい」

◆練習方法
「街道で乗ってそれからオヤジに車誘導をしてもらっています。午後はバンクと街道で児玉慎一郎(香川76)、宮下忠憲(香川57)さん、松岡伸定(香川64)さんらと」

◆休みの日は
「家でボーッと」

◆今後の目標は
「S級で一度、優勝したい」


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