それ行け! PMG4(AGP)

これからの操作、改造はいずれも メーカー、Appleの動作保証外です。
同じ操作をして、あなたの愛機が破 壊されたとしても、私ども吉田通信社、及びAppleは一切責任を負いません

2004年10月18日。
オークションで買った生まれて初めてのMac(M7824J/B)。
最初は、メモリ以外はノーマルで、動けばいいやと思っていたのだが…。



「Garagebandをストレスなく使いたい!」

というわけで、増設に増設を重ね、たった1週間あまり後、G4は外見こそ変わらないものの、その中身はあられもない姿になっていたのでした。

◆Mission1: メモリ増設
元々オークションで購入した当時は、デフォルトの128MBのメモリが入ってました。
メモリの増設は当初の計画通り。
OSXでメインに使うことを見越し、512MB増設して640MBにと考えてました。

この機種は、SDRAM PC100規格のメモリを512MB×4=2GBまで(OSXの場合。OS9.xの場合は、1.5GBまで)装着できます。

本来は動作保証対象外ですが、相性問題がきついDDR以降のメモリと違って、DDRでないSDRAMなら、あまり相性の不安もないだろうと、DOS/V機 自作用のバルク品のメモリを購入することに。
PC100規格のメモリは512MBがほとんどなく、上位規格のPC133 CL=2で代用。
ソフマップ梅田店で512MB 8380円でした(2004年10月19日現在)。

装着。

OS9.0起動。

…。

見 事認識!


その後も幸い、メモリ周りのトラブルは起こっていません。

◆Mission2: HDD容量増設
購入当初のHDDは20G。
これでは、OS9はともかく、OS10.3+アプリケーションを使おうとすると、容量が足りない、と思いHDDを増設することに。

さて、増設するHDDはどこで調達するか?

当初は購入も考えましたが、ちょうどその頃、OS10.3とiLifeを買ってしまい、後述のCPUカードと、ビデオカードもオークションで競り落とし、 これ以上使うのは、お金がもったいない…。
と、目に入ったのは、キューブ型マシン、ycubeのビデオ編集データ用にと思って、夏にアウトレットで安くなっているのを買ったが、結局全然使っていな いIOデータ製の120GBの外付けHDD。



このG4(AGP)は、「Bigdrive」という大容量のHDDを積める規格には対応しておらず、最高で内蔵できるのは137GB。

となると、120GBはちょうどおあつらえ向きの容量。
外付けといっても、中に入っているのは、普通のIDE規格のHDDがほとんど。

というわけで…

ベリッ!
バリッ!


……お見苦しいところをお見せいたしました…。

カバーを剥いで、中身を強奪。
アウトレットで、どうせ保証も効かないので、ヤってしまいました(爆)

強奪した中身は、やはりIDEのHDD。
Maxtor製の4A120L0。
5400回転の流 体軸受けのタイプでした。
もう1台バックアップ用に外付けのHDDを持っているのですが、そちらが同じタイプの160GBバージョン。なじみの深い型番でした。

元々の20GBの上段に取り付け。
ジャンパをスレーブに設定。

ふたを閉めて、スイッチオン!

OS9が起動。システムプロフィールで確認。


見 事認識!

元々はWindows用のFAT32だったので、ドライブ設定でHFS+に初期化し、6パーティションに分けました。

OS9.0.4、OS9.2.2、OSX public Bata、OS10.0、OS10.3をインストール。
将来的にまだ入れてないOSを入れていこうと考えてます。

◆Mission3: CPUをパワーアップだ!
さて、このG4(AGP)、M7824J/Bには、G4 400MhzのCPUが搭載されてます。

そのままでもいいのですが、メモリ、HDDと来て、私の頭はだんだんと、「暴走半島」。

勢いに任せて、CPUもアップしちゃえという事になりました。
(HDDまでは確実に増設しようと思ってたが、CPU、ビデオカードまでは考えてなかった)。
オークションで38000円でSonnet製アクセラレー タ、Crescendo (クレッシェンド)/ST G4 SG4-1200-2M(Power PC 7455(G4) 1200MHzのCPUを搭載)を落札。

雨しきる10月26日の朝に到着。
ちょうど今から仕事やん…(涙)。

というわけで、仕事から帰ってきて、さっそく作業開始。

この製品は、ファームウェアを、そ の機種の最新(G4(AGP)では、4.2.8)にアップデートする必要があ ります。
私の場合、購入直後に上げておいたので、そのまま装着を開始できました。


梱包材をかき出すと、箱が現れた

CPUカードを覆い隠しているヒートシンク

左が標準のCPUカード、右がアクセラレータ

装着後。確かに1.2Ghzを表示していた(拡大

装着そのものは、それほど難しくはないです。
付属していた日本語マニュアルに従って、ヒートシンクとCPUカードを指示どおりに脱着すれば、5分で完了しました。

特にOS9.2.2で機能拡張をインストールする必要もないし、スムーズにアップグレードできました。

この製品はOS9.2以降の対応と書かれてます。
そこで、以前のOSだと起動できるかどうかを試してみました。

OS9.0.4で起動を試行。
最初のグレー1色ぼ画面のまま、ハッ ピーマックすら出ずに、先に進めませんでした

もともと、このG4(AGP)はOS8.6〜OS9.0が搭載されてます。
OS9.2.1以降のインストールCDを持ってない場合は、元々のCPUカードを装着した状態で、OSを インターネットから9.2.1以降にアップデートする必要があります。

追記:Sonnetの最近の製品は、ファン付きのヒートシンクが付くようになりまし た。夏の熱問題があったのかな?

◆Mission4:AirMacカードを入手せずに、無線Lan機能を実現せよ!

Appleによる製造中止→店頭在庫もほとんど消えた今、オークションでは2万円前後の値が出たりなど、入手しようとすると高いです。
AirMacカード。

あるサイトで、メルコ(現バッファロー)製のWLI-PCM-L11G/GPを代わりに代用できると見ました。
で、装着してみて


と見事、認識されたのですが…。

AirMac掲示板を見てると、
「PMG4のdigital Audioではカードが本体のカバーに当たってしまって、取り付けられない」という投稿を見ました。
嫌な予感がしたので、カバーを見てると…

ぶつ かってる!

そういえば、さっきからなかなかカバーが簡単に閉まらない、と思ったら、
カードおよびカードに差すアンテナが、カバーにぶつかっていた事が原因だったのか…。

カードのカバーを外して、一部分を切除してみる方法を試してみたのですが、やはりカバーはうまく閉じれません。
パソコン側のアンテナ線を差込む所で引っかかっていて、カード一部分の切除は意味がないのです。
ガビーン!(泣)


↑このままカバーを閉めると、
アンテナ線の端子がカバーとカバーに挟まれてしまう

では、オークションで高いAirmacカードを買わなきゃならないのか?
調べた結果、ソニーのPCWA-C150Sと いうアンテナ部分の出っ張りが薄いカードがあって、加工をすればOS10.3.5/OS9.2.2上で使えるようです。
こちらのサイトを参照しました)。
一度カードが入手できたら、試してみたいと思います

◆Mission5: ビデオカードをパワーアップ!
Macは3Dゲームも多く出ているわけではないし、3DのCGもするわけではないので、別に必要はないのですが、オークションでRadeon8500を搭 載したDos/Vのものを改造して、Macで使えるようにしたものが安く落札できたので、取り付けました。

蓋を開け、元々Rage 128Proが入っていたカードを引っこ抜き、その代わりに装着(左が標準のRage128pro、右がこれから取り付けるRadeon8500)。




標準では実現できなかったファストユーザスイッチでの、アニメーション切り替えもホラこの通り。

◆Mission6:光学ドライブをSuperDriveに換装 だ!

標準では、DVD-ROMが搭載されているG4(AGP)。
CPUやメモリもアップしたのだし、iLife'04も買った。
それなら、iDVDでビデオDVDを焼いてみたいものです。

ネットの掲示板で、これを付ければiDVDで焼けると言われている、パイオニアのDVR-A05J(もしくはその同型ドライブを搭載した他社製ドライブ) を探してみました。

ソフマップ梅田店で、箱なし、一部付属品なし、Windows用ソフト付きのパイオニアDVR-A05Jを発見!
価格は税込みで、6950円でした。

実は以前Ycube用に、同じパイオニアの同型ドライブを採用した、エスティートレードのDRW-AT5を持っており、 どちらかが故障した場合の予備としても使えるので、便利。

さて、取り付けですが、元々のDVD-ROMを取り外して、DVR-A05Jに換えればいいので簡単だ、とばかり思っていたのですが、このG4のドライブ 交換の経験がない私には、相当悩む結果となってしまいました。


今回搭載するパイオニアDVR-A05J

一方取り外す標準DVDドライブ。
簡単に引っこ抜いて外せそうに見えたのだが…
DVDドライブを取り囲んでいる金具とネジ。
これらの取り方が分からないのである。

正面のパネルはどう開けるのか?
金具を外す方法は?

この機種は、光学ドライブも在宅自己交換修理の対象であるはず。
そのマニュアルをサイトから入手できないか、と思ったが、在宅自己交換修理のページには、光 学ドライブの記述が、な い!
さらに探してみると、Power Mac G4 Tech Info Library 日本語版のTIL一覧に、Power Mac G4 (Gigabit Ethernet):DVDドライブの交換というリンクがありました。
しかし、そのリンクをクリックしてみると…



はっきりと、「該当する記事は見つ かりませんでした」の文字が。

ガ ビーン!

同じPowerMacG4でも、最終型のMDDでは、在宅自己交換修理の欄に、光学ドライブ交換の際のマニュアルがダウンロードできるし、Apple サポートの製品マニュアルの項目にも、PowerMacG4マニュアルとして、MDDのマニュアルが掲載され ていました。

ここに来て、G4AGPにSuperDriveの搭載を、またiDVDでの書き込みを諦めなくてはならないのか!

と、その時一つ思いついた。

「日本語版で見ることができなくても、米アップルのオリジナルページなら、見ることができるのではないか、」と。

アメリカと日本は、法律も文化も異なります。アメリカと日本、両アップル社の社内事情もあるでしょう。
よって、日本では掲載を見合わせたり、最初は掲載しても、途中で日本だけ掲載を取りやめたり、という事もあるはず。

というわけで、米アップルのサイト/サポートでDo-It-Yourself repair and upgrade(日本でいう在宅自己交換修理)を開け、「Select Your Computer」から、PowerMacG4を見ると、日本より機種別にたくさんの項目が…。



その中にPowerMacG4(Gigabit Ethernet)がありました。
G4(AGP)も基本的な構成は、Gigabit Ethernetと同じはずです。

選ぶと、「Drives」の項目の中に、「CD/DVD Drive」が。
PDF形式のファイルもありますが、Quicktime ムービーを見ることにしました。



Quicktime ムービー。バラバラにして、取り付ける工程まで見れる

謎は全て解けた!

と思ったのですが、ドライブの電源ケーブルを外すのが固くて…。
外そうとしても、堅い上にドライブが上下に動いて、力がうまく伝わりません。
一時はプラグを壊してでも、と思った次第。

20分電源ケーブルと格闘して、やっと外れました。

その後は代わりのパイオニアのドライブに交換し、元の場所に戻します。
そのまま装着すると、少し出っ張ってしまうので、何故だ! と思ったのですが、金具の後ろ側がスライドするようになっていて、後ろにスライドして、 スペースを作ってあげたら、すんなりと収まりました。


このままフロントベイに収めると、少し出っ 張ってしまう
金具の後ろはスライドして、様々な奥行きのドライブに対応


装着後。DVDプ レーヤーによる再生も、CD起動もできる。iDVDによる書き込みもできた!

◆無線LANカードの続き

さて、これでほぼ全てのパワーアップはできたのですが、やはり無線LANが気になりました。

先ほど書いたソニーのカードも、オークションではAirmacカードほどではないものの、一万円前後と、11bのみ対応の無線LANカードとしては、値段 はするし、ソフマップなど中古でないか探してみたのですが、見つかりません。

改造したメルコのカードは、本体側のアンテナ線さえ付けなければ、サイドのカバーを閉めることができます。


そこで駄目元で本体側のアンテナ線をささずに、装着したままカバーを閉じ、電源を入れOSを起動したら…、


…アンテナ線を 付けたときと、電波の状態一緒だった(苦笑)

というわけで、半年近くたった現在も、無線を使って快適にインターネット、OS10.3.5でWindows機と快適にファイル共有しています。

◆まとめ
以上で今私が考えたすべてのパワーアップが完了しました。

さて、気になる費用は…
本体
37000円で落札
メモリ512MB(PC133,CL=2バルク品)
8380円
HDD120G(現在、バルクで買うと)
約8000円
ビデオカード(Radeon8500改造)
8250円で落札
SuperDrive(パイオニアDVR-A05J)
6950円
CPUアップグレード(Sonnet1.2GHz)
38000円で落札
メルコ(現バッファロー)製のWLI-PCM-L11G/GP(現在の 実売価格) 約6000円
合 計
約112580 円

実際はこれに、オークションの手数料や銀行振込みの手数料、OS10.3のパッケージやiLifeも必要ですが、合わせても140000円弱くらいで実現 できます。
今(2004年11月初旬)オークションで、最終型G4(MDD)が170000〜200000円くらいするので、手持ちの部品があれば、G4(MDD) 並みか、それ以上のマシンを安く実現できる! というわけです

追記:PowerMacG4のDigital Audio733(Macで初めてSuperDriveを搭載したタイプ)の改造をしているページを見つけました→ここ
パソコン面ホームへ 吉田通信社ホームへ