競輪マーク特別企画
和歌山決戦! サノウメvsトモキン 初日
 
和歌山 第10レース
A級特選
選手名 戦法
池田   智毅 差捲
島田   竜二 先差
舛井   幹雄 捲差
橋本   忠延 差脚
× 佐野   梅一 先捲
桐野   和彦 差脚
吉岡   啓史 捲差
植野   幸喜 差脚
大矢   勇一 差脚
並び V274 36 5198(協力(?) 電子競輪新聞
<カミガタの予想>
 島田竜二は確かに最近逃げが増えた。ただし、近畿ラインは4人。植野幸喜まで結束だ。佐野梅一の先行は強い。他地区の選手が、5番手から捲って行っても、3番手の大矢勇一は義理堅い選手。おそらく彼のブロックが飛ぶ。捲りは効かない。島田は逃げづらい。番手で粘るしかないが、池田智毅は地元。果たして。舛井はタテで勝負するタイプなので、イン粘りはなさそう。一応順当に5=1と、島田がやっちゃった(笑)場合の5−2を押さえ

<買い目>
5=1 5−2

<勝ってみ、一発選手>
9 大矢勇一
3番手だが、得点では佐野梅一と並んでトップタイ。直線勝負で十分連に絡める。ということは、池田さんがハコ3ということだけど……。つらいなあ。かつては大矢さんも、弥彦記念のS級の方を取った身。初日くらいはこの結果あっていいと思う。池田さんも初日は悪いけど、最終日向けて上がってくるタイプだし。大矢さんは、中割りできるタイプじゃないので、頭よりもヒモを主体に
5=9 
本日の池田さん
前回富山で「地元に向けて、疲れるくらい練習をしている」というのは頼もしいじゃありませんか。気合が入ってるみたい。できれば完全優勝狙って欲しいけど、特選なので明日につながる内容残してくれれば十分ッス。結果は問いません!
<久保田さんの予想>
 ついにやってきました「サノウメ VS トモキン 負けたら引退スペシャル」。
 さすがにまだ若いからそれはないけど(笑)。しっかりと両者とも初日特選に乗ってきました。
 確か3月(カミガタ注:4月2日)の和歌山ではサノウメが引っ張ってトモキンが勝ったはずである。
あの「前向いて走れ〜」は今でも忘れがたいヤジである。
 私もサノウメのアルゴリズムについてはかなり研究している。初日は番手に花を持たせて先行することが多いが、準決勝はマクリでしっかりと優参することが多い。ここは地元のトモキンの為に先行するだろう。
 しかしトモキンはトモキンである。後ろから食われる可能性も否定できない。大矢勇一、島田へ折り返し、サノウメのヒモ受けで狙ってみたい 
<買い目>
1=9 1=2 1−5  
<やすしの裏読み車券>
 2 島田竜二(熊本)
 九州のマクリ選手であるが、破壊力はかなりのもの。5月の岸和田で走りを見たが、後ろを兵庫の平田が競り取って近畿ラインを入れる、という頭脳プレイがなかったら
さすがの松山鼻一朗も敵わなかっただろう。マクリ追い込みの効きやすい和歌山なら
優勝まで見ておきたい
結果
島田の逃げを、サノウメ早めに捲る。島田が強引に切り替え、そのままワンツー。池田さんその後ろでガマンして3着。大矢さんなぜか8着・・・・・・
車連 5−2 1570円 
カミガタ的中!

こんなもんですよ。初日はフフフ。しっかしー、島田竜二ってのはウマウマが好きなイヤな男やの〜。池田さんは悪くはないですね。これなら。大矢さん不安。
<佐野−島田で決着>
 あ、やられた・・・・。それも15倍もついてる。
決まり手は「マクリ=マーク」ってことは、トモキンもしかして千切れたとか?
なんかオイラが引退させられそう・・・(TT)
しかし大矢勇一8着ですか?いくら特選でも思いっきりヤジられたんやろなぁ。
確か昔はカネケンも追いやるような勢いがあったはずなのにねぇ・・・

二日目に続く
 
<ラブリー! この選手>
7R 2番車
奥田 稔彦(広島49) 
 池田さん、池田さんとそればかりで申し訳ないのですが、地元だから仕方がない。この人もそんな一人。
 95年の8月びわこで橋本宜明(兵庫63)の番手にいた池田さんと大競り。お互い切れまくったのか、あちこちをぶつけ合い、奥田さんが−1.2点、池田さんが重注2回、−2点と、まるでルール改正以前のバチバチファイト。
 最後は、奥田さんが勝ったものの、橋本さんから千切れてしまい、山田(愛知63)に番手に追い上げられ、大敗(池田さんはその後ろに切り替えて3着、あんなに競ったのに粘っこいぞ)したという事件がありました。このレースは私は見ていないのですが(最終日にびわこに行って、『競輪研究』を見て、それで初めて知った)、数日後、新ルール実施直後ということもあって、日刊スポーツはこの事件を取り上げ、奥田の競り魂を賞賛したのでした(うぉい、池田さんは賞賛してくれないのかい、と当時は思った)。
 その頃の奥田さんはS1から1年ちょっとでA級3班まで落ちて、無茶苦茶な走り。最終日も目標があったのに、何を思ったのか捨てて2コーナー、自身で一気のカマし。大本命を背負って大敗。後ろでおいしい思いをしたのは、何と本日奥田さんの後ろを回る森理選手! 当時は枠連のみだったのに、ものすごい配当になったことを覚えています。
 そしてまもなく奥田さんはB級に転落、あの事件のときは大怒りだった私も(あの事件だけが原因でなく、最終日私が行ったときに、こんなに池田さんと激しい競りするのだったら、やる気があるはず、と思って買ったら、あんなことして大敗したから、もうあの競りはなんだったのという気分)、さすがに元S1で特別競輪まで出た選手がこのまま消えていくのはもったいない、という気持ちに変わってきました。
 そして、そこから奥田さんは更正したかのように、タテの脚を使った競走を多用。B級で何度も優勝するなど、好成績を上げ、ついにA級にカムバックしたのでした。
 あの事件も、今ではいい思い出。今期は西宮で痛い失格があったものの、90.6点で事故点が4.0。うまく上位進出できれば、A2の可能性もまだ残しています。何とかここは着をまとめて、また上を目指してほしい。そんな気持ちで一杯であります。(カミガタ)